友里のお皿にコソッと乗せちゃおうかな…
と顔を上げると、友里はもうお皿を片付けようとしているところだった。
あっ、友里まって……。
そんな心の声は届かず。
顔だけが青ざめていく。
「…リコ?」
どうしよう、トマトときゅうりはまだしも、ワカメだけは本当に…。
「リコ」
「うわあっ!?」
い、いつから見てたの藤田くん…。
藤田くんがいつの間にかあたしを覗き込んでいた。
しかも知らないうちに、
藤田くんがあたしのこと呼んでた…。
「もうお腹いっぱい?」
「あ…ううん、ちがくて…」
お皿に残ってるの全部、嫌いなやつ…。


