ふふん、と鼻を鳴らした友里が得意げに笑った。
料理ができる子って、本当にいいなぁ。
あたしもできないわけじゃないけど、
友里はあたしなんかよりはるかにうまいもん。
そのとき漂ってきた、お味噌汁の匂い。
なにこれめっちゃいい匂い~~~…。
これが藤田くん家のお味噌汁の匂いかあ~。
それにプラス、お鍋に向かってお玉で混ぜてる家庭的な藤田くん…。
もう拍手です。
学校っていう特別な環境と、
彼氏がそこに…っていうだけで、
なんで魔法がかかっちゃったみたいにおいしそうなんだろう。
合わせ味噌の匂い。
でもそこに投入された緑色のヌルヌル…。
「…リコ?」
「え?」
「どうかした?」
「へっ、いや、何でもないよ!」


