河野はまだ少し怒ってたけど、
なんとか作業を開始してくれた。
なんだか、楽しいなあ。
横では藤田くんが野菜を洗ってて、
友里がその野菜を切ってて。
河野は…ドレッシングを作ってるのかな?
そんな河野が、ひらめいたように顔を上げた。
「わかった、班作ろうぜ。
俺と藤田がサラダと味噌汁班、
片山と古賀がハンバーグ班なっ!!」
確かに。その方が効率いいかも…。
『わかった』と了承し、
友里は野菜カットの続きを河野にバトンタッチ。
「さて、ハンバーグやりますか」
「そうだね…っ!」
隣に来た友里が、もう一度エプロンのリボンをキュッと結んだ。
あたしの料理の腕前は普通。
いや…ふつうよりちょっと下?
簡単なものしか作れない。
チャーハンとか、オムライスとか、そういうやつ。


