晴れ女

電車に乗り込む為、ホームに近づく。

――だけど。



「だからさ。夏休み入る前に一緒にいかねえ?」


朝陽の視線は私の後ろの掲示板。

振り返って見ると、”花火大会”の文字。


――ガーっと響く音と共に電車がホームに入り込んでくる。


予想外の言葉に頭が働かない。


そんな私の手を引き、扉が開いた電車に乗り込むと、



「な?」


眩しい位の笑みを浮かべ、言い放つ朝陽に、気付けば自然に頷いていた。