晴れ女

駅に着き人々が溢れる中、電車を待つ。


「後1ヶ月ない内に夏休みじゃん」

隣に立つ朝陽が視線は前に向けたまま話す。


「俺さー、夏休みバイトする事にしたんだよね」

「へえ」



夏休みか……朝陽に毎日会えなくなるんだよ、ね。

バイトなら尚更。



「何のバイトだと思う?」

前に向けていた視線を私に移し、表情はニヤニヤと笑みを浮かべている。


何のバイトって……

夏休みでしょ?

なんだろう。

考え込む私に朝陽が「しょうがないなあ」と言い放ち、


「ヒントそのいちー」

私の前に移動すると、謎解きの様な言い方をしてきた。