晴れ女

いや、ここ私の家なんですけど。



いつもの定位置――朝陽の目の前に腰を下ろし、箸を持つ。


「ねぇ、何で……」

家に来たの?

そう聞こうとした時。



「あ。陽菜、彼氏?」



スーツ姿の兄登場。


“彼氏”

その言葉に一気に顔が熱を帯びるのを感じる。


「ちが……」

「すいません。お邪魔しています。後ろの席の朝陽です」


頭を下げて挨拶をする朝陽に胸が高鳴る。