晴れ女

ピンクで小さな茶色のドット。

小さなハートの風船まで付いてる。


「上手く出来た。“ラッピングは”ね」


差し出された箱を受け取りながら、私も鞄から小さな箱を出した。


「何か俊の方が女子力高い」

「いいじゃん、佳奈らしくて」


私が出したのは茶色の無地の包みに、金色のリボン。
至ってシンプルだ。


いや、だって!
こんなに可愛いとは思ってなかったんだもん!


「手作り?」

「一応ね。溶かして固めただけ」

「またまた~」


お互いがお互いに、小さな箱を開ける。


かわいらしいラッピングの中を開けると、歪な形をした……

「生チョコ?」

「不味かったら吐き出していいよ。お。佳奈の美味そう」



そして。

同時に口に入れたーーーーーー


チョコの味は。