晴れ女

それから少し何でもない話をしながら、帰り着くのはあっという間だった。


「ちょっとだけ顔上げてよ。キス出来ないよ?」

「今日はいいっ……!」

「じゃー帰れない」


クスクスと笑う俊に、余裕がない私。

何だか自分が自分じゃないみたいで、余計に恥ずかしく感じる。

俊もいつもより意地悪だし、何より……


「会話がバカップルみたい……」

「いいじゃん。俺らカレカノだろ?」

「違うってば。意味が違う」

「もっと凄いことするよ?」

「……警察呼んでやる」

「あははっ。今日の佳奈はいつもに増して可愛いな」