ホームルームも終わり、教室で慎吾と別れると、私達もいつも行くカラオケ屋へ向かう。
天気は曇り。
太陽が出ていないせいで、風も冷たい。
「ココア飲みたい」
「陽菜はコーヒー飲めないからね」
「失礼だな。砂糖とミルクくれるなら飲める」
「それカフェオレだし」
コートの前をしっかり閉めて、二人ならん出歩きながら、寒さも手伝い、足早になる。
目的地に着いた時には、もう足はかなり冷たくなっていて、受付を済ませながら、店内の暖房に肩の力を抜いた。
マジ風邪引く。
インフルエンザとか洒落になんないし。
周りには、同じ制服を着た人や、他校の制服などが視界に入る。
「いこー」
陽菜から声をかけられ、周りを見渡していた私。
三階の部屋らしく、エレベーターへと足を進めた。

