晴れ女

教室に戻ると、クラス中に笑われ……


「お化けじゃねえし!陽菜だし!」

「やっぱり黒髪ストレートは陽菜だよねえ」

「でもって朝陽と口喧嘩してさー」

「そうそう!」



散々いじられた挙げ句、忙しくなると皆準備に終われ、あっという間に文化祭はスタートした。



「陽菜ちゃん頑張ってね!!お昼ご飯は佳奈ちゃんが適当に買ってきてくれるって!」


笑顔を向ける慎吾に微笑み返すと、慎吾は教室前で。

私は教室の中の段ボールで作ってある井戸の所に向かった。




笑わなきゃ。
文化祭を楽しむんだ。


余計な事は考えまいと、ぐっと拳を握り、井戸の中に隠れて人を待った。