晴れ女

え……ちょっと待ってよ。

あんなに片思いしてたじゃん。
もう私は朝陽と一緒には居ないけどあれだけ”由紀”の事で苦しんだりしたのに。


「幼馴染みなんでしょう?」


「ああ。隣だしな」


「付き合って見たら違うって思ったとか?!」


「違う」


「じゃあ……!!」



何で。何でなのよ。
手に入ったからもういいってなっちゃう様な男だと思いたくなかった。


私が必死で好きになった朝陽はもっと温かいやつだって……


朝陽に対してもだけれど……
大丈夫って思ったにも関わらず動揺している自分にも腹が立ち、涙が滲んだ時。





「由紀以上に大事な女に気付いたから」





ずっと横顔を向けて話していた朝陽が体を向け、私の目を見つめる姿に……一瞬時が止まったのかと思える程。

朝陽から目を反らせなかった。