晴れ女

教室はほとんどお化け屋敷になっているから、私達は隣の空き教室を借りてる。


中に入ると誰も居なくて、衣装や小道具なんかが置いてあり、いよいよ胸が高鳴ってくる。



――早く着いたはいいけど暇だな。
私浴衣の帯結べないし。


携帯でもいじって時間を潰そうと、鞄から携帯を取りだし、前に寄せてある椅子に腰を下ろした時だった。




「あ……」


ガラッと戸を引く音がして。
反射的に視線を向けるとそこに居たのは……


「陽菜……」


「あさ、ひ……」



驚いて目を丸くする朝陽の姿が。