晴れ女

「文化祭、終わったら……」


そこまで口にして言葉に詰まる慎吾。



慎吾なりに沢山考えてるだろうなって。
我慢させてるなって。


気付いていたけど気付かないふりをしてきた。



そうしたとしてもきっと慎吾は私を責めないと思ったから。



だけど。もう大丈夫。



「また薫ちゃんに部屋着借りなくていい様に部屋着持って行こうかな。文化祭土曜だし。浴衣で帰るんでしょ?」



手首を握っている慎吾の手に、もう1つの手を添えて言う。