ズルいよ。


そんな風に呼ばれたら体の力抜けちゃうじゃんか。



「朝陽……」



薄い茶髪の髪に手を通し、朝陽の頭を抱きしめる。



「もっかい、いい?」


「ダメって言っていいの?」


私の言葉にクスリと笑い、朝陽の唇と私の唇が重なった。