「ねえねえ、バイトどうだった?水着ギャル見放題じゃん」


「陽菜ちゃん以外の女の裸に興味なんてねえし」


「それは嘘だー」




薫ちゃんが慎吾の部屋をノックし、ご飯の出来上がりを告げに上がってきた7時まで、私達はずっと喋っていた。


時折キスをしたり、髪を撫でられたりと。


心地のいい時間が過ぎ、慎吾の家族と食べるご飯もめちゃくちゃ美味しくて。



悲しみに暮れたあの日から初めて心から笑顔になれた。



横を向けばいつも見守ってくれる慎吾のおかげで私は無理せずに居られる。