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ミーンミンミンミンミン……
煩い位に鳴く蝉の合唱。
「あつ……」
額の汗を拭い駅のベンチに腰を下ろす。
三時頃だと返信が来た慎吾に迎えに行くと告げると、電話がかかって来て。
『ヤバい。俺今から眠れない』
見えない筈の慎吾の笑顔が鮮明に浮かぶ位に喜んでくれた。
やっぱり日焼けしてんのかな。
コゲパンみたいになってたりして……
クフフと周りにバレない様に笑いを噛み殺し、電車を待って居ると、二本電車を見送り、三本目がホームに流れ込んで来た時。
私の携帯が震えた。

