晴れ女

朝陽の為に伸ばしていた黒髪は、もう何処にもない。

最初は辛くても、時間がどうにかしてくれるって本当だ。


頬の横にある、自分の茶色の髪も。
いつの間にか自分の色になる。

鏡の自分と目が合うと、自嘲的に笑った。



笑えないと思っても、笑える。

臭い台詞なんて、吐くキャラじゃないけどさ。


周りに救われるってこういう事かも、なんて。

一人テレビを見ながら、ボーッとする頭で考えている。



……暑いなぁ。


外の蝉はまだまだ、これからが本番だ。