晴れ女

コンビニでドライアイスって貰えるんだっけ?

踵を返し、慎吾の家に背を向けようとした。




――ガチャリ……



後ろからドアが開く音がした気がして振り返ると――




「陽菜ちゃん……」





オレンジの髪に少し寝癖が付いた制服姿の慎吾が立っていた。




「な、んで……」



私が来るとは思ってなかったのか言葉に詰まる慎吾に、鞄を少し高く上げる。



「あ……そっか。そっか、そっか」


「そうだそうだ」



慎吾の反応が面白くて思わず笑いながら返事をすると、恥ずかしそうにしながら「取り合えずどうぞ」と促され。


「ふふ。オジャマシマス」


クスクスと目を細め、玄関に入り靴を脱いだ。