晴れ女

「慎吾の家行くの?」


「うん。この前妹さんに服借りたから」


「はあ?知り合いなの?」


「違うよ。またおいおい話す」


「えー。じゃあ家帰ったら電話してよ!」


「あはは。分かった」



佳奈と笑って歩きながら話す。


もうすぐ門を抜けようとした。




その時――



視界僅かに映り込んだセーラー服。



ヒヤリと嫌な汗が背中を伝い、ゆっくり振り返る。



「あ!!いっちゃんのお友達!」



――”由紀”だ。