そのまま私は電話を切った。 徐々に顔が歪み、 「くっ……ん、ーー…………っ」 膝を抱えて丸くなる。 頭は朝陽でいっぱいで。泣く以外他に方法はないのかと思う程涙が止まらない。 こんなにも。 苦しいのに、もう朝陽の腕は借りれない事実が、私の胸をあり得ない位に締め付ける。 その時――ピンポーン…… 家の中に来客を知らせるチャイムが鳴り響いた。