裸で眠るのは気持ちがいい。


「……何時?」



眠い目をこすり、携帯に手を伸ばそうとした私の手を、布団からヌッと飛び出した手が掴む。




すると視界は反転し、あっという間に体は組みしかれた。




首筋に顔を埋めると、




「陽菜」



切な気に私の名前を呼ぶ。