晴れ女

「風呂だけ入らせて」

腰を上げ、リビングから出ていくお兄ちゃんを見送り扉が閉まるのを確認すると、朝陽に目を向けた。



ニヤニヤしている朝陽は座ってるソファーの横……じゃなくて。

自分の膝の上を叩いてる。



馬鹿。
座るわけないでしょ……


朝陽の行動を無視して今兄ちゃんが座ってた辺り。

朝陽とは三人分くらい間をあけた所に腰を下ろした。



朝陽に目をやると、眉間に皺を寄せてムッとした顔。


そりゃそうでしょうよ!

あんたが知らないだけでお兄ちゃん直ぐお風呂上がって来るんだから!

しかも今から浴衣崩されちゃたまんないし。

お兄ちゃんに何て言うのよ!