晴れ女

少し悔しくなって、まだ靴も脱いでないのに朝陽の横腹に手を伸ばすと、「うおっ」っと変な声を上げ、ニヤリと微笑み靴を脱いだ。


「ひ~な~」

「キャー!ごめんごめん、ごめんなさい。もうしない、もうしない!ひゃはははは!!」



見事に反撃をくらい、玄関先でのたうち回る。


「ごめん、マジ許して……あははは!朝陽!ひゃはははは!」



――手を離された時にはもうぐったりしていて。

誰も居ないのと、玄関のフローリングが冷たいのと、で。

そのまま脱力して横になっていると、背を向けている玄関からガチャリと音がした。