こんなにも朝陽に会いたい。 本当なら今頃朝陽の腕の中に居るはずなのに。 「帰る?送るよ」 「ありがとう」 ゆっくり足を動かし出す。 自分の頭の中だけで疑問ばかりが膨らんで。 一人でモヤモヤして。 自らその腕から抜け出た癖に。 考えるのは――朝陽の事ばかり。