晴れ女

わざわざラブホテルを選ぶ意味が分からなかった。

素直に意味を聞いて見ると、






「じゃあ朝っぱらから泣きそうな顔して歩いてんじゃねーよ」




――あ。



出てきた言葉に思わず喉が熱くなった。



いつも肌を重ね合わせてる朝陽でさえ私の異変に気付かなかったのに。

慎吾はあの目を合わせた一瞬で分かったって言うの?



「や、だ……私泣いてなんか……」

「今は俺しかいねえじゃん。我慢すんなよ。しかも寝てないんじゃないの?」


もう……
何で慎吾が分かるのよ……



何で……朝陽は分かってくれなかったの。