晴れ女

「チョンマゲ~」

笑いながら私を見る慎吾。

ピンクのシュシュをおでこの上にちょこんと乗せて上機嫌。


「似合ってるけどさ」

可愛らしい顔立ちの慎吾だからか。
普通に似合うのがちょっとだけ憎い。

「でしょ?陽菜ちゃんはピンクより黄色って感じだよね」

「何それけなしてる?」

「えー誉めてんだけどなあ」


どうせピンク似合わないし、胸もないし!

女の子らしいのは髪の毛ぐらいですよ!


ケラケラ笑う慎吾。

その笑顔につられて私も笑った。






――どんどん歩く私達。
駅に向かってるんだと思ったけど駅じゃないみたい。

程なくしてたどり着いたのは……




「入ろう?」

「え?」



ちょっと……慎吾?


「大丈夫だってば」

「なっ……!」