晴れ女

横に並ぶと再び歩き出した慎吾。

この方向は……駅?


「清々しいくらいに晴れてんねー」

「暑くなりそうだね」


空を見上げて歩く。

うん。気持ちいい……



上を向いて歩いてると、

「はい」

「ぎゃ!!」


急に頭にグッと、力が込められ。
思わず驚きの声を上げる。

「ぼ、うし?」


慎吾が被ってた黄色の帽子を私に被せてきたのだ。



「陽菜ちゃんにあげる」


その代わりにこれかして。と、私の手に付けてたピンクのシュシュを取る。

ぺちゃんこになった前髪を手でワシャワシャしたあと、前髪を纏めてむすんだ。