泣きたい気持ちを抑えてベンチへ帰ると待っていたのは、批判の言葉だった。

「あの時なんで前出てこうへんかったねん」

「あの球絶対とれたやろ」

「お前ら入れられ過ぎやろ」

そんな言葉が飛んできて、私は悲しくて悲しくて仕方がなかった。慣れている関西弁も今はヤリの様に見えた。