「ただいま。」 誰もいない自分の家に言う。 あぁ。癖も抜けないなぁ… 「杏夏。服とかは気に入ってるやつだけでいいから、大事なものだけコレに入れて。」 拓が渡して来たのは大きな段ボール2つ。 「うん。此処で待ってて」 リビングに拓をおき、僕は自分の部屋へ向かった。 ガチャッ