「え??何で?僕、家事とかは出来るよ??」 杏夏は首を傾げながら言う。 「その肩じゃ料理とか大変だろ? だから俺らん家に住め。 荷物とかなら運ぶからよ」 「でも…」 何か言いそうな杏夏の言葉を遮り、海影が言った。 「ゴチャゴチャうっせーよ。 病人は病人らしく素直に従っとけ!」 「…うん。ありがと」 そんな話をしていると、俺らの家についた。