「拓海、説明して」 母さんは病室に入るなり、そう言った。 「その前にこいつだれ。大和の彼女か?」 海影が設楽を指差し、言った。 「えっ//…あっ…、私は杏夏の親友の設楽鈴です。 えっと…あなたは?」 「俺は海影。中3でこいつの弟。」 海影は俺のことを指し、言った 「あ、俺は拓海たちの兄で大学1年の那海。 よろしくね鈴ちゃん。」 「よっ…よろしくお願いします!」