「ママ、僕のせいで…ゴメンなさい…」 (杏夏のせいじゃないわよ。あれは運命だったの。 だから、謝らないでありがとうって言って欲しいな。) 「ママ!僕を助けてくれてありがとう!! 僕を産んでくれてありがとう!!」 (えぇ。こちらこそ、産まれてきてくれてありがとう。 もう行きなさい。) 「うん!」 僕は真っ直ぐに進んだ。 あっ! 光が見えた。 僕は光に包まれ、目を覚ました。