「…ん。」 扉を開け、私たちは中に入った。 「…二階。」 階段に指を指し、言った。 多分二階に杏夏の部屋があるのだろう。 拓海くんは分かっていたのか、階段を上っていった。 私と大和くんはそれに続いた。 二階には3個ほど部屋があったが、拓海くんは迷わず一番手前の部屋に入った。 「「「っ!?」」」