「今でも美希が好きだから。お前に会いたくて、こっちへ戻ってきたんだ。今度はもう後悔したくない。こうやって会えたのが、奇跡に思えるよ」
「和樹……。わたしも、ずっと忘れられなかった。ううん、忘れようとしたんだけど、SNSで見かけて。そしたらね、全然頭から離れなくなったの、和樹のことが」
と言うと、和樹は優しくわたしの口の前で指を立てた。
「分かった。だけど、今はもっと大事なことを聞きたいんだけどな」
「大事なこと?」
「そう。オレに対する気持ち」
「そんなの……もう分かったでしょ?わたしも、和樹が好き。10年前からずっと。ねえ、だから離れてよ」
体を押しのけようとしても、故意に力を入れているのか、全く動かない。
それどころかむしろ、さらに近づいてきた。
「は、恥ずかしいってば。これ以上逃げられないんだから、離れて」
和樹はまだ、壁に手をついたままわたしを解放してくれない。
「逃さないように、美希を捕まえてるんだよ。好きだ。もう、10年前みたいに離したりしないから」
「か、かず……」
名前を呼ぶのも途中に、唇を塞がれた。
何度言っても離してくれなかったのに、キスをする時には、和樹の手はわたしの髪を撫ででいる。
幾度も唇を重ねて、ようやく離してくれた和樹は、いたずらな笑顔を向けたのだった。
「和樹……。わたしも、ずっと忘れられなかった。ううん、忘れようとしたんだけど、SNSで見かけて。そしたらね、全然頭から離れなくなったの、和樹のことが」
と言うと、和樹は優しくわたしの口の前で指を立てた。
「分かった。だけど、今はもっと大事なことを聞きたいんだけどな」
「大事なこと?」
「そう。オレに対する気持ち」
「そんなの……もう分かったでしょ?わたしも、和樹が好き。10年前からずっと。ねえ、だから離れてよ」
体を押しのけようとしても、故意に力を入れているのか、全く動かない。
それどころかむしろ、さらに近づいてきた。
「は、恥ずかしいってば。これ以上逃げられないんだから、離れて」
和樹はまだ、壁に手をついたままわたしを解放してくれない。
「逃さないように、美希を捕まえてるんだよ。好きだ。もう、10年前みたいに離したりしないから」
「か、かず……」
名前を呼ぶのも途中に、唇を塞がれた。
何度言っても離してくれなかったのに、キスをする時には、和樹の手はわたしの髪を撫ででいる。
幾度も唇を重ねて、ようやく離してくれた和樹は、いたずらな笑顔を向けたのだった。

