「俺んちもボロだから良く出るんだよねーネズミ」
"だからもしかしたらって思ってな!"と笑顔でいう
ホラーじゃなかったことと、瀬尾くんの笑顔に安心し、硬ばっていた身体から力が抜けて、へなっとその場に崩れ落ちる
「なっ、大丈夫か?!」
そんな私をみてまた近寄ってくれる瀬尾くんに
「うんっ・・・ありがとうぉ」
ぎゅっと抱きつく私
ダメだって分かってるっ・・・
でも
怖かったからっ・・・
だからっ・・・フルエがトマらなくてっ
「櫻田・・・お前、震えて・・」
「むかしから、ほんとにホラーとか怖くってっ・・・ダメでっ・・・だから・・・瀬尾くんがいなかったら、ワタシっ・・・」
精一杯そう伝える私を瀬尾くんはぎゅっと抱きしめ返してくれた
「えっと・・・こうすれば、少しは落ち着くかな?もう、大丈夫。だから」
「・・・・・・ぅん」
本当に気持ちが落ち着いていく
決して大きくない身体で
私を包み込んでくれようとしてる
落ち着かせようとしてくれてる
「ありがとう、瀬尾くんっ」

