瀬尾くんが息を切らして立っていた
「せ、せおくんっ!!」
私は恐怖心から思わず、勢い良く瀬尾くんに抱きつく
「さっ櫻田ッ?!////って・・・あ、あれ?颯斗は?!」
「たっ・・・たぅぅぅ」
「 "たう"??」
「たっ助けてぇぇぇ」
「えっ?!」
「あっちの戸がガタガタ、ゆっ揺れててっ・・・ポルターガイストっ・・・あっちの人たちだったらどうしようっっ」
瀬尾くんに説明しながら、抱きつく両手にギュッと力が入る
「"ポルターガイスト"?」
カタカタと揺れる戸に視線を移す瀬尾くんは暫くすると
「ああ、これは多分・・・」
と、呟き私から離れて揺れる戸へと近づく
「せ、せおくんっ?!」
「多分大丈夫だよ」
そう言い戸惑いなく戸に手をかけスパーーンッッと開くと
中から飛び出してきた灰色の小さな生き物
「ね、ねずみさん??!」
予想外の出来事に固まっていると"ほらね!"と笑いかけてくれる瀬尾くん
「なんで分かったのっ・・・?」

