「おーっ!」






そう軽く返事をした瀬尾くんは颯斗に声をかけその後、私の目の前に2人が来てくれた







「櫻田、部活いこーぜ!」







「うんっ!」







「いってらっしゃーいっ」







笑顔で見送りしてくれる麻希に"また明日ね"と手を振り教室を後にする








「今日の練習試合すげー楽しみっ!!!」







部室へ向けて4人で歩く中、"やべー!"とテンション上がりまくりのたつみくんと瀬尾くん








今日は入部以来初めての試合形式な練習を行う予定で、これまで単純な練習しかしてこなかったから本当に嬉しいらしい








「ほんと、サッカーラブだよね」







楽しそうにしている2人を見ていると、思わず私まで笑みが零れる








「そーいや琴姫、さっきすげーため息ついてなかったか?」







「へっ?!聞こえてた?!///」






「まあ、よゆーで」






わぁ〜・・・お恥ずかしい//








「バカのくせに悩みゴトか?」








「バカ余計よ!バカ颯斗!!」







入部して約一ヶ月、同じクラスってのもあって颯斗と絡む率は比較的高いからか、早くも本性を露わにした颯斗