「それにしてもまたもや、雅樹よくわかったな」
「迷子ちゃんのことなら何でもお任せ言っただろっ!」
「"迷子ちゃん"言わないで下さいっ!琴姫です!!」
「因みに俺もAなんですけどっ」
そう言ったのは月岡くんだった
「だって琴姫ちゃん」
見覚えがまったく無い・・・
「・・・ご、ごめんなさいっ」
月岡くんが半泣き顔にっ・・・
「琴姫ちゃんてば、罪な女だな」
「たぶんそれ使い所まちがってますよ、伊藤先輩」
冗談だよっと半笑いで返す伊藤先輩
「ごめんね、月岡くん。でも、もう大丈夫!これからクラスでもよろしくねっ?!」
"もちろんよろしく"っと笑顔で返してくれた月岡くん
うん、まだ2日目だもん。
まだまだこれからだよっ!
「月岡、一年のくせに抜け駆けしてんなよ〜」
・・・と茶々を入れる伊藤先輩に対して
「先輩達も攻めればいいじゃないっすかー?早いもん勝ちっすよ♪」
っと、月岡くんも負け時と言い返す
そんな生意気発言の一年生を先輩達が放っておくわけもなく、ガヤガヤと言い合いし始める皆さん

