「部長っ!!これじゃあ後半は無理です。代わりの人を・・・」
「そうだな・・・しょうがない。誰か悠暉の代理を「出れます」
「「ーッ?!」」
「後半も出させて下さい」
「・・・瀬尾くん、何言って・・」
「櫻田・・・お願いだ。走れるくらいまで処置をしてほしい」
「悠暉、お前なそーは言っても・・・」
「お願いします。部長」
これまでにない真剣な眼差しで部長を見る瀬尾くん
こんな傷・・・
凄く・・・
凄く痛いはずなのに・・・
・・・・・どうしてそこまで
皆が瀬尾くんと部長に注目する
「・・・分かった。だが、無理だと思ったらすぐ交代させるからな」
「ハイッ。ありがとうございます」
「部長っ・・・」
「マネージャー、悠暉の手当てを頼む」
「・・・はい・・・出来るとこまで、やってみます。」
"どーしてそこまでするの"なんて喉まで出掛けたけど飲み込む

