「皆さんお疲れ様です!水分補給キッチリお願いします!」
皆は息切れの状態でベンチへ。
30分走り続けてる疲労感がとても見られた
「あれ、マネージャー試合開始の時いなかったろ?なんかあったのか?」
部長が疲れ顔ながらも私に心配の声をかけてくれた
「あ、いえ。遅くなってすみません。後半戦はしっかり応援させてもらいますっ」
「そうか、それならよかった。それよりも怪我人が・・・「琴姫!」
部長の言葉を遮るように颯斗に呼ばれた
「颯斗・・・。どうかしたの?」
「悠暉が怪我してッ」
「え・・・」
怪我・・・?
颯斗の隣には足を抱えて疼くまる瀬尾くんが・・・
私は救急セットを手に取り瀬尾くんの足元に駆けつけた
右足首が酷く晴れて切り傷にもなっていた
「なっ・・・なんで・・・こんなっ」
痛々しい傷に目を反らしたくなる
「悠暉がボール持ってる時カット入れたヤツが足に直撃して」
「・・・ッ」
痛みでか、呼吸が乱れる瀬尾くん

