「琴姫が"応援に来て"って言ったんでしょ?」
"ナニを当然なことを"とでも言うかのように少し呆れ顔の麻希
至って、普通の麻希
「えっと・・・」
予想だにしなかった麻希の普通な態度に動揺が隠せない
「ねえ、知ってた?イケメンサッカー部の試合なだけあって、スッゴイ人数が応援に来てるんだよ?」
麻希は私の声に沿うように言う
確かに言われてみれば、青南高校の制服を纏っている女の子があちらこちらにいる
「麻希の先輩も・・・?」
「うん、伊藤先輩の応援で来てるよ。まあ私もそれで颯斗を見れるからラッキーとか思ってるんだけどねっ」
「・・・ッ・・」
いつもは見れない、女の子らしい笑顔で言う麻希は本当に純粋に可愛い
「琴姫・・・ごめんね、色々」
「なんで、麻希が謝るのっ!」
瞬間、笑顔から真顔に変わる麻希の表情

