「なあ悠暉・・・お前もどうだ?」
「ッー?!」
私を越えた颯斗の目線の先に私達をただ静かに見つめる瀬尾くん
「俺は・・・」
「おーい、試合始まるぞー!スタメン集合しろー」
少し遠くの方で部長の呼びかけが微かに聞こえて、颯斗達3人は話を中断してグラウンドに行ってしまった
"俺は・・・"
瀬尾くん・・・なんて言おうとしてたんだろ・・・
それに・・・颯斗と雅樹先輩の事どうしよう・・・
ケド一先ず、私も皆んなの所に戻らなきゃっ
どうしたらいいのかと焦る気持ちを抑えて会場へと足を運ぶその時
「琴姫っ!」
「・・ーッ?!」
この声はっ・・!
「麻希?!!」
会場へ行く際に通る応援席付近でいきなり声掛けられ、何故か制服姿で笑顔の麻希だった
「麻希・・・どうしてココに」
あの日から麻希ともロクに話せてなくて
どうしてこんなに麻希が笑顔なのか、
私には信じられない光景だった

