なんてブツクサ思いながら体育館からサッカー部部室までの短い距離で難なく到着








はぁっ・・・やっと着いた








それにしても先生のおかげで30分も遅れちゃったよ







でも、グラウンドには誰一人サッカー部員はいなくて









「まだ・・・部室で会議中なのかな?」









なんて思いながら鉄の扉を開ける







ーーガチャッ











「部長遅れてすみまッーーんひゃ?!!」











扉を開いた瞬間ぎゅっとイキナリ抱きつかれた








「って、えッ?!!瀬尾くんッ!?////」








「やったぞ、琴姫っ!」








「え・・・?////」








今、"ことは"って・・・?////










「俺、レギュラーに入れたっ・・・スタメンになれたんだ!」








「え、"レギュラー"?!ホントにっ?!!」








抱きつかれていたのを離して顔を、見て確認する








これまでにないほどの最高ランクの笑顔







嬉しさからか頬を赤らめていた