「あれ・・・あの人・・」
「ん?何??」
バスケ部の輪の中に見覚えのある人が1人いて、思わず指差した
「あーあの人?あたしもどっかで見たことあるよーなっ・・・あ、赤いネクタイ・・・っー」
「入学式でぶつかったッ!!」
「口悪男っ!!」
「アンタ先輩のことを・・・」
「えへッ☆」
初対面で"馬鹿"とか言われたし、口悪いじゃん?(笑)
「でも、あの人バスケ部だったんだね」
「ふーん・・・」
2人で話しながら先輩を観ていると
ーーバチッと目があった
「ふげっ?!」
「やばいねー、目があっちゃったよ
ガンつけてたとか悪口言われてたとか思われてたら嫌だなぁ」
私達はそそくさとその場から逃げ出した
「じゃ、部活行くね!」
「やあーっと、悠暉くんの元に駆けつけられるわね♡」
「んなっ?!///」
"良かったわねぇ〜♪"なんて続けて茶化してくる麻希と"それじゃあね!"と手を振り別れ部室へ向かう
「・・・もぅ・・」
瀬尾くんとはそんなんじゃ無いのに麻希ってば面白がっちゃって・・・