そんな異様な光景に怒りを募らせてるのは私だけでないようで
「アイツら、やっぱりそーゆーヤツらなのか」
「マジでナメテやがんな。ふざけんなよ」
「これ門倉の仕業だよな?一発なぐりてぇ」
と、他の部員も同様に頭に血が上っている様子
なんだか、今すぐにでも手を上げてしまいそうなほどの勢い
ここで、喧嘩とかして警察沙汰になってしまったら・・・
・・・っだめダメダメ。考えただけでも恐ろしい。
ここは、落ち着くのが賢明なのかな
「みなさん、俺は大丈夫ですから!」
瀬尾くんもそう察したのか先輩達を宥めようとしてる様子
「センパイ!この場はもう切り上げましょう?」
「琴姫ちゃん。それは出来ねーよ。そんなことしたらオトコが廃るぜ」
いやっ・・・そーゆー問題ではっ・・・
「でも、これ以上試合したら更に怪我人が出てしまうかもしれないですっ。私、そんなのいやですっ!!!」

