「あの人は俺のこと嫌いだよ。
だから置いていった。
変な男と‥
待ってって俺は手を‥‥‥」
「手を‥‥?」
「あの人のはなし
したくない」
そういって
恭平くんは黙ってしまった。
手を‥‥‥。
掴んだのね‥‥。
こんなに小さいのに
この子が抱えてるモノは
とてつもなく大きい。
この子の抱えてるモノを
少しでもとってあげたい。
恭平くんを抱きしめながら
あたしは願った。
この子の目に光りが
戻るようにと‥‥
だけど‥‥
恭平くんの傷は
思ってた以上に深く‥
あたしは
なにもしてあげられなかった‥
~長谷川side~
end

