ポケットにはチョコレート


カラオケに向かいながら
シゲはいつもより小さな
声でいった。

「恭ちゃん
過去とかさ関係ないねん
今笑って生きてれば‥
それでええねん‥」

俺にいってるけど
なんとなく、自分にもいってる
気がした。

「シゲ」

「んー?」

「ありがとな」