ポケットにはチョコレート


「あ!」

慌ててシゲくんは口を押さえる。
けど…

「セナって七瀬セナさん?」

「え、あの子が恭平くんの女?」

「確かに仲いいと思ってたけど…」

「あ、七瀬さん…」

ひとりの女の子の声で
一斉に女の子たちの顔が
あたしのほうを向く。

「あ、あ、あの…」

「恭ちゃん!セナちゃんつれて
はよ逃げろ!!」

「お、おう」