ポケットにはチョコレート


「ほんまにー???
いやー余りもんでも全然
嬉しーわ♪
五月ちゃん期待してるでー」

シゲくんはスキップしながら
いなくなった。

「…………さ、五月ちゃん?」

「………しまった……」

「え?」

「お兄ちゃんなんていないのに
恥ずかしくてあんな嘘ついちゃった」

今にも泣きそうな五月ちゃん。

「五月ちゃんて……」

「う、うん。縦島くんのこと
すきなんだ……」