ポケットにはチョコレート


「え。」

俺は思わず顔をあげて
お母さんを見た。

「あの子なあの日がシゲちゃんの
誕生日前日だって勘違いしてたんやで?
バカな子やろ。
ほんっとに……あの子は………
バカな子や………」

お母さんは涙を流してた。

俺が…真一を…
殺した。
俺が皆の太陽を。消したんや…

「お母さん。
すみません。
あの日俺が真一を無理矢理
連れていってなかったら…」